昔、ひとりで生活していた頃、10年程前、ひと月の生活費は七~八万円程(家賃除く)でやり繰りしていた。
朝はコーヒー一杯と食パン一枚にマーガリンを塗って食べた。
昼は職場へ弁当持参。おかずは、玉子焼き、牛肉の甘辛煮(又は鮭の切身を三分の一か二分の一)、ウインナー・かまぼこ、飯は0.7合といった具合であった。
夜は色々趣向を凝らした。基本外食はなし、中食もなしで自炊であった。
飯は帰宅時間に間に合うよう一合炊けるようにし、漬物とみそ汁を固定、切り干し大根、鰹節で、おかずのバリエーションは
①焼魚 ➁肉・玉ねぎ・キャベツの炒め物 ③近所の肉屋で買った100円のチキンカツ ④わかめうどん(100均のカットわかめ) ⑤オムライス・カレー類 ⑥蒸しじゃがいも ⑦焼きそば ⑧白菜鍋 ⑨きずし(ローソン100) ⑩冷凍エビフライ(ローソン100) ⑪玉子丼
てな感じを適当に回していた。
飯が100g+150g=250g/日×30日で7.5キロ、当時ドン・キホーテの混合米は5キロ1000円程度だったので、米だけだと1500円、これに食パンが六枚切り100円×5袋=500円、マーガリンが200円、昼夜のおかずが200円×30日で6000円。これで合計8000円。とこんな感じだったように記憶している。当時、卵は10個1パック120円位であった。
光熱費は、記憶が朧気だけれど、水道代と2月で2500円、ガス1000円、電気も春夏秋1000円の冬は2000円といった感じであった。合計5500円。
その他嗜好品等には金がかかった。煙草とビールで600円/日で30日で18000円、たまに行く飲み代が4000円×2=8000円、交通費(長距離バス)が往復8000円、書籍代が2~3000円、娯楽費用5000円、雑費等5000・・・この合計で47000円。
8000+5500+47000=60500円に予備費1~2万で合計8万円。
といった感じであった。
大体お腹の空いた状態であったので、何を食べても美味しかった。
他の節約のポイントを挙げてみる。
・冬の暖房器具はこたつと湯たんぽ、夏は扇風機のみ。
・自転車での移動が中心。
・テレビはほとんど見ずにラジオ中心の生活。
・インターネットなし(後半は一時使用)。
・ネットでのショッピングはほとんどなし。
・掃除機なし。ほうきと拭き掃除のみ。
・衣類は買わない。
・電話もしない(半年なかった)。
・外に出るときは水筒持参で、ペットボトル飲料は買わない。
・読んだ本はすぐにオークションサイトで売却する。
・弁当のおかずは一度につくりおき、冷凍しておく。
・余ったご飯も冷凍。
人間、一度贅沢を知ってしまうと、なかなか生活レベルが下げることが出来ないという。
私も、現在はこんな生活を送ってはいないが、先々で金に困ったときには、この時の経験が役に立つのではないだろうかと思っている。