少子高齢化が進む日本の先行きは

日本の少子高齢化がこのような状況になることは、三十年前位から推計されていたのですが、現在、それが現実的なものになって来ております。

 

65歳以上人口が総人口に占める割合(高齢化率)は、1980年9.1%でしたが、2019年には28.4%となり、出生数は1980年に1.75人であったものが、2004年に1.26人となり、2018年1.42人に回復傾向にありましたが、昨年はコロナの影響もあり、過去最低の出生数となったとのことです。

 

日本の総人口は2050年代には、9千人台に落ち込み、65歳以上人口と15~64歳人口の比率を見るの、昭和25(1950)年には1人の65歳以上の者に対して12.1人の現役世代(15~64歳の者)がいた状況から、2015年には65歳以上の者1人に対して現役世代2.3人になっていて、今後、高齢化率は上昇、現役世代の割合は低下し、2065年には、65歳以上の者1人に対して1.3人の現役世代という比率になるとのことです。

 

これは何を意味するのかというと、高齢者に出す年金は限りなく削減されることになり、死ぬまで働く必要がある社会が到来するということでしょう。

 

若い年齢の方たちにとっては何とも酷な話であると思います。

 

私といえば、あと十年足らずで定年退職する年齢となりました。

 

仕事では、六十歳以降も働くことが出来るよう、再雇用の制度が出来たのですが、そんな体力・気力は全くないので、六十歳又はその前に退職してしまおうと思っております。

 

もともと家系的にも体があまり強い方ではないのと、毎日決まった時間に起きて仕事する事が本来的には出来ない人間で、年齢的にもその傾向が顕著になって来てまして、本音を言えば今すぐにでもやめてしまいたいと思っている次第です。

 

しかし、現在いただいているお給料で、日々の生活を何とかやり繰りしており、現時点でこれがなくなると、たちまち困窮することは目に見えておりますので、やむを得ず、老体に鞭打ちながら、日々仕事場へ足を運んでいる次第です。

 

今流行りのFIREには昔から関心があり、十数年前から不動産物件の収集はマメに行なっているのですが、とてもその方面に回せる金がないため、実施出来ないまま今に至っております。

 

決断力がないのもありますが、不動産の購入金額って普段遣う金と桁が二桁程違いますからね。どうしても二の足を踏んでしまいます。

 

まあ今のところ健康で、日々上手い飯が食える、屋根のある部屋にひいた温かい布団で休めていますので、最低限の生活は確保できているのかなとは思っています。